アグラオネマの植え替えと発送のタイミングについてまとめてみました。「このサイズだから大丈夫」では決してなくて、同じサイズでも自家で植え替えの場合は問題が無くても、トレードやヤフーオークションの発送を伴う際は危険になる場合もあります。嫁ぎ先の事まで考えれば「葉っぱ2枚にしっかりしたドリル1本」が理想です。その辺りも詳しく紹介していきます。なお今回は春秋のシーズンが前提です。基本的に植え替えや発送に不安がある方は真冬真夏の植え替えと発送は控えましょう。
今回のお嬢です。アチェ産の緑二色系なので栽培は比較的丈夫で扱い易い部類です。
Aglaonema pictum"Green Sword"KTB from Aceh selatan【AZ0718-2a】No2
ビロードもきつくて馬背にもなりにくい良株。
2020年2月24日頃の状態。タケノコ割りなので植え込み時期は全て同じです。葉が一枚出ていますが、色が薄いし成長速度も遅い。掘り返しが出来ないですがこういう場合、大抵芋か根（もしくは両方）にトラブルを抱えているので、この状況で植え替えるとかなりの確率でロスをします。まあ発送したら送った先で結構なトラブルになります。ここは動かさずに（掘り返しもしない）じっくり春先まで待ちましょう。
2020年5月7日の状況。同一アングル。やっと2枚目。出て来た葉もしっかりしているので自家で植え替えるなら植え替え可能。ただ抜き株の発送にはまだ早い。出来ればもう1ドリルが出るまで待つのが吉。やむなく発送するなら抜いてすぐに送るんじゃなくて、一旦植え替えて2週間ほど様子を見て鉢ごとの発送が無難です。
たまに3枚目のドリルが小さい場合があります。これも大体何かしらトラブルがある（この場合はもやし根っぽい）
新しいドリルもしっかり出ているので自家植え替えはもちろん、抜き株での発送でも大丈夫です。葉っぱ1枚株でも2枚目のドリルがこれくらいしっかり出ていれば植え替えも発送も大丈夫です。
このサイズになるとむしろ早く植え替えをしないと植え替え後にペンギンになったりトラブルになります。なお植え替えの際、根回りの用土やミズゴケはなるべく一緒に植え替えるのが吉。なもんで用土やミズゴケは長持ちをするグレードの高いのを使います。
因みにこのスカタンな葉っぱの原因ですが割ったタケノコが小さかったのと低温障害です。原因が低温障害でしたので置き場所を床面近くから最上段に移動。春先からの成長モードで凌ぎました。冬場はどうしても加温しずらいですので、置き場所やサーキュレーターの設置位置である程度対策を立てれますが、やはり春先のシーズンを気長に待つのが一番です。冬場にやらかした場合、あえて弄らずにGW前後まで待つ方が予後が良い場合が多いです。
