Bucephalandra sp Chopper-leaf from Kapuas【AZ0311-XX】
過去採集品の中でもお替りが厳しいシリーズ第1回。理由は大体「遠い」「当時のガイドと連絡が付かない」です。片方だとまだしも両方だとかなりムリゲー。
9年前だとシンタン辺りでは現役のボロバス。信じられるかい?これ動くんだぜ?流石に2020年になると引退したのか山間部でも見かけない。
車内はとにかく狭いし暑い…夜になるとどこからともなく「G」が出てくる…最早走るお化け屋敷。カリマンタンに来始めの頃は幹線道路でもこのボロバスが主力でポンティアナッからシンタンまで13時間くらいの苦行。若いから乗り切れたけど今じゃ絶対無理。シンタン~ナンガピノーもこの当時4時間くらい掛かったけど、今は道路が良くなって1時間30分。ジョコウィ大統領しゅごい。
眼鏡さんこの辺りの時期は基本的に単独採集だったんだけど珍しく良いガイドさんを見つけたのでお任せ。「船で行くけど大丈夫か?」「Okグーグル」って訳でスペシャルクルーズ船。
道中の水の掻き出しは眼鏡さんの仕事…
「何あれ?」「砂金さ。皆んな一攫千金を狙う」
カプアス川から支流に入る。ブセの気配ゼロ。
「う~ん、ブセまだかいな?」
「ええ?ここ船じゃ無理じゃん…」
「????」
「!?」
「ユニバーサル・スタジオ・カプアス!!」
「…マジで挙げやがった」
「どや?」
出発から3時間程、ひたすら川を登ってとある村到着。まずは村長さんにご挨拶。
んでプラス村のガイドさん2名の合計4名のチーム誕生。そこそこ歩いて1stブセ。
そんなに大きな産地じゃなかったので採集数は50株くらいだったような…今から見ればかなり良ブセな気はします。うーん、勿体ない。ヤフオクで見かけたことも余り無いので手に入れる機会があれば是非挑戦してください。お替りはホントにキツい…
「今日も良い一日だったぜ…」と感慨に浸りながら宿に戻るとオーナーがスッ飛んで来て「お前早くテレビ観ろ!!」と青い顔。なんやなんやとテレビを見ると東日本大震災のニュース。「あれ?なんでチリ津波の動画???カラーっておかしくね?」と頭の整理がつくまで5分ほど掛かる。人間大きな衝撃を受けると把握できるまで時間が掛かるのね。そうAZ0311って全部2011年3月採集…。動画もあったのでご紹介。スマホはまだ普及していないのでビデオカメラだったような。しかし我ながら声が酷い…
アリダルムって言ってるけどスキスマっぽい。