吾輩は買い付け業者である。先週自家採集に戻ったと思ったら今週は買い付け。個人的にはタグ付けて保証も付けて「AZUL便」としてリリースする以上は自家採集でも買い付けでもどちらでも良いと思っている。その辺ごにょごにょして「これ現地画像ないんですか?」と突っ込まれて目が反復横跳びのごとく泳ぐ人の噂を聞いて「しんどないんかな?」とは思う。ただやはり現地画像や現地動画で採集紀行をまとめると皆さんの食い付きがすこぶるいいし、現地画像って時間が経つとワインやウィスキーみたいに良い味が出てくるのよね。大体の自生地、今後20年間で消えてしまうんじゃないの?
自分が業界で影響を受けた方の一人にASの吉野氏。氏の採集物は残っているけど、自生地殆ど残っていないだろうし現地画像も紙媒体じゃないとアクセスが無理。これからジメジメ始める若いヤツに現地画像遺すのも採集家の努めちゃうんかとズッ友にDM送ろうとしたらまだブロッ pic.twitter.com/lMwyWdKLtw
— AZUL Aquarium (@azulaquarium) October 18, 2021
もう老体に再度鞭を打って頑張る。でも今週は買い付けである。現地画像は無い。
西アチェに愛車アズール号で向かうも道中でまたエンジン不調。大人しく町に戻って一旦応急修理。翌日MedanのToyota正規ディーラーにてフルメンテナンス。スタッフに「15時までに終わりますよ!」とさわやかな笑顔を貰うが実際修理から戻って来たのは17時の閉店ギリ。真に受けて次のホテルを予約しなくて良かった。
福間の親方もちょくちょく連れてくる中華料理屋。隣の空き家買い取って店舗拡大。コロナ禍の中でも攻めている。二人で腹一杯食っても2500円くらい。
時間が押したので翌日はまさかの11時間ドライブ。軽くケツが横にも割れる。幸い車は快調。普段は日没ちょい前に到着するおしゃんてぃ海岸が今日は日没後での到着。信じられるかい?それインド洋なんだぜ?しかし南米採集で大西洋を拝まなかったのが未だに悔やまれる。
Aglaonema pictum HD from Aceh barat【AZ1021-3a】
Aglaonema pictum HD from Aceh barat【AZ1021-3b 】
Aglaonema pictum HD from Aceh barat【AZ1021-3c】
サクサク眼鏡さんが選んで、カミさんにポットごと渡す。この辺皆さんに受けの良いマルチカラー。
カミさんに渡すとき、何故かカミさんの手が止まった細葉。「偉い人にはそれが分からんのです!」個人的には今回のトップ5に入る。なお世間受けは3ミリくらい。abcと別れていますが、基本買い付け先は全部親族ご近所間なので同じパッチが混じっている可能性があります。
Aglaonema pictum HD from Aceh barat【AZ1021-4】
別口。何故か鉢の巣の下で選別させられる。ここは大き目の株が多かったので増殖に回す個体が多そう。
昼前に買い付けが終わって、ホテルに戻らずそのまま直帰。流石に道中1時間の仮眠取った。椰子林をひたすら運転するんだけど、どこも道が良い。10年前の昔だと大体道路の半分がアスファルトが剥がれていてどこもそこも穴だらけ。なおこの後クソ雨に
当たって帰宅は20時過ぎ。今回便は12月のBBと籠と反省会と卸でほぼほぼ全量リリース予定。ハダニやアザミウマの駆虫と養生は済ませますが、時間が足りないので普段よりは手が掛かると思います。