Aglaonema pictum "type Nirvash" P.Nias【AZ0710-9】

Aglaonema pictum "type Nirvash" P.Nias【AZ0710-9】

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実質AZ便の初ピクタム。見つけた場所が交通量の多い道路脇のバナナの木の側で、当時帰化植物を原種つうかオリジナルでリリースしちゃうロックな方々が居たので「これ村のマダムが飼いきれずに棄てたのかなぁ?」と滅茶苦茶疑う。そもそもクリプトを探しに二アスに来たのでピクタムは想定外なもんで一旦頭の中を整理。ええと前年に出射さんがアンダマン諸島でピクタムリリースして少し前にTBさんがPadangでもピクタムをリリースしたな。ならスマトラ続きで二アスに有ってもおかしくないか?との仮説で落ち着く。ふと気付くと地元の中学生ぐらいの男子がずっとこっちを見ている。二アスでは日本人自体が珍しいし、彼らにすれば雑草を見てブツブツ言ってるので不審者丸出しである。

 

「兄ちゃん暇か?暇ならガイドせえへん?」「ええで」と交渉成立。「とりあえず滝に連れてって」とリクエスト。盗んだバイクじゃなくて借りていたバイクで向かう途中に地面が黄金に光るもスルーで先に進む。後のエウレカである。そのあと徒歩で10分程度で滝に到着。

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流石にここには棄てんだろうなくらいローカルな滝で発見。いわゆるドラフトⅣです。

この時点で二アスにもピクタムが自生していると確信。

 

Aglaonema pictum "type Nirvash" P.Nias【AZ0611-3】verMES

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全部同一株からの増殖なので金太郎飴。ニルは病気も出にくいのでミズゴケよりも用土かソイル系がお薦め。

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ここ2年でこの子だけでも30株くらいはリリースしている。でもじぇんじぇん足りていない…

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 エウレカのNo7と二便目のこの個体だけ細々とグリップしていましたが、現在30㎝鉢2つで生産中…でもじぇんじぇん追い付かない(2回目)。強健な二アスの中でもトップ3に入るくらいつおいしよく殖える。

 

普通では絶対に殖えない棒苗サイズで切ってもガッと殖えるんよ、この子は。ボールペンの替え芯くらいの太さでも大体イケる。なんなのその強さ?あとverMES、ややペンギンになり易いのでやらかしたと思ったら、ブッタ切って下から作り直した方が早いです。最後にニルバーシュの自生地ですが、公共工事で丸ごと消滅。ニルバーシュ、AZ便の一番最初のピクタムですがAZ便の一番最初の自生地絶滅でもあります。まあ1000株以上は世に出ているので暫くは消えることは無いでしょう。