皆さんこんばんは。今日は実験ネタです。毎年かなりのジメジメ系を全国津々浦々、果ては海外まで発送しますが「夏に保冷剤入れるけど、アレ効いているのか分からん」「保冷剤っていつまでもつんだろう?」と疑問に思っていました。今回#天下家植物界のネタとしては時期的にぴったりなのです。結果としては「午前中必着」「夏場は極力送らない方が賢明」と身も蓋も無いつう…うーんちゅらい。というわけで実験結果。
【実験方法】
1:500㏄のキンキンペットボトルを新聞紙2枚で巻く
2:発泡スチロールは実発送に使用するタイプ
3:実際発送すると中間温度が分からないので屋外放置
4:ラップで気密性を上げたのと比較する(結果的に変わりなし)
5:温度測定はデジタル式(誤差2度程)
【実験日の気温】
発送の時点で30度。到着日も12時で30度なので実験日としては中々いい温度です。
【測定結果】
まずは集荷のリミットが17時ですので16時00分に梱包開始。
発送に使う保冷剤は色々ありますがペットボトル氷がお勧め。入手しやすい。漏れにくい。容量が多い。家庭用のキューブ氷ですが溶けやすい上に案外容量が無いです(溶けると滅茶苦茶少ないのが分かる)。ペットボトルは厚みのある炭酸系で。満タンに入れて凍らすと大惨事になるので少なめの水で。「なんで満タンだめなんですか!?」ってユー小学校からやり直そうか?
新聞紙2枚巻き。結果的には3枚巻きが良いです。
気密性を上げると熱の移動が少ないはずなんで急遽ラップで巻いてみました。結果は巻いても意味ねぇな…です。と、言うわけで以下非ラップ巻(通常仕様)と外気温をつづって行きます。1回目は時計撮影していないんですが17時過ぎ。
発泡内24.0度
外気温31.0度
23時40分。集荷センターからトラックに乗って高速道路の上ですね。丁度足柄SA辺りかも。
20.6度!ちょう冷えてる!!
外気温26.5度。夜間の高速道路より若干気温が高め。しかし実験の趣旨からすれば過酷な条件はウェルカムです。
6時40分。近場の配送センターに到着したころ?
21.9度!まだ結構冷えてる!!
外気温26.0度。今日も暑くなりそうです。
11時42分。午前中配達ならほぼギリギリ。
27.6度。急に上がった。もう中の氷は溶けてなくなって居そう。発泡の保温効果で下がっているだけっぽい。
外気温は31.4度。真夏日ですな。真夏の車内温度、もっと高そう。
13時57分。午後の配達可能時間帯。
29.9度。うーん養生済みのアグラオネマなら大丈夫だろうけど、ベゴニア・シダ辺りだとあとあとダメージが出そう。
外気温は少し下がって30.9度。測定場所が東向きで午前中の方が陽が当たるのが影響しているかも。
【実験結果】
午前着じゃないと無理。ていうか夏場は極力発送は控えましょう。本当に身も蓋も無い結果に終わりました。
【追記】
深夜に発泡内温度が20度まで下がっていますが、ここまで下がらなくていいので新聞紙は3枚の方が長持ちするでしょう。と、言ってもせいぜい実用温度が2時間伸びるかどうかですのでやはり午前中必着が発送条件ですね。
埼玉の週間天気予報です。これだと19日、20日、21日着辺りだと氷無しでも行けそうです。なもんで曇りの日や雨の日は3度以上は気温が下がるのでその辺もねらい目です。また営業所止めにするとほぼ涼しい事務所での保管になる(甲斐さん調べ)ので、夕方以降の受け取りと共に午前中受け取りでも暑い車内が無いのでヤマトさんの営業所止めがお勧めです。もう1回、条件を色々変えて実験してみたいですね。(誰かやって)