みんな大好きNewラージパールグラス。確かこの画像のパッチからむしり取った記憶。
現物の画像が残って居るって何気に凄い。全部ここからのスタート。
局所分布というよりはブラジル南部やパラグアイ以南ならそこそこ見つかる。ただ見つけた場所は全て水がきれいで水深がない河川でした。因みに入荷時は3産地あって、扱い的には「ロカリティの付いたワイルドラージパールグラス」。購入者もたった5人…
Rootsさんのブログが詳しいです。入荷後の無選別状態だと「真上に伸びる子」「斜めに伸びる子」「真横に這う子」の3タイプがありました。今、店頭に並んでいる子は「真横に這う子」を選別して選んだ結果です。最初から全部這う訳じゃなかったのね。
今日はTropica社さんのNewラージパールグラスの解説。
Tropicaさんが入手した時は「Newラージパールグラス"Monte Carlo-1" 」で入手したはずです。ただTropicaさん、基本的に学名重視です。んなもんで初期のリリースはMicranthemum sp"Monte Carlo-1"でした。今は記載論文が見つかったりなんやらでMicranthemum tweediei"Monte Carlo"になっていますね。因みにリリース初期のHPの紹介文ですが原産地が「東アジア及び中米」になっていて「節子、それ採集者の居住地や…」って直接Tropicaさんにメッセージ送ってロカや入手時の情報を送っています。最後に「でもワシ、その草で儲かったの15US$やねん」って送ったら「マジでwちょうウケる!!」って返信があったのでTropicaさんにも回らない寿司を奢って欲しいです。
"Monte Carlo"の産地名ですが、地図で見るとこんな感じ。ちょうどパラグアイとアルゼンチンの国境付近。
実際のロカリティはEldorado(黄金郷)ってこれまた凄い町名が近かったんですが、モンテ・カルロは前泊したホテルがあるくらい大きな町ですしモンテ・カルロって言ったら…
F1、モナコGP、セナにマンセル...
「男の子ってみんなこういうの、好きなんでしょ?」
そもそも地図見た瞬間、ガイドさんに「ここ!ここで草見つけるぅぅぅぅぅぅっ!!」
って絶叫したくらい心惹かれた地名です。個人的に産地名でテンションが上がるタイプの変態なので過去リリースは「Barus」や「Rao」に「Panti」に「Pantu」と狙ったような産地名が多いですが、実際狙っている部分はあります。因みに「Spaoh」って場所は2日粘って坊主でした...ちゅらい...
「どれだけ後世に草を残せるか?」で考えるとネーミング大事。NewラージパールグラスもTropicaさんに渡ったのが何故"Monte Carlo-1"だったのか…多分男の子だったらみんな知ってる地名だし…自分もどれか1つ選ぶなら"Monte Carlo-1"か"Monte Carlo-3"ですね。しかしMonte Carloが近くに無かったらMicanthemum tweediei"Eldorado"って中二病こじらせた名前になっていたのか…