今日もミリも参考にならないかも。通称リトルリンガの管理方法のご紹介。
【お題目】
1:ミズゴケじゃなくて用土。そして水通し必須。
2:温度にはアグラオネマ以上に気を使う。基本アグラよりは低い温度、低い棚。
を順に解説。
1:ミズゴケじゃなくて用土で
これ以上酷いホマの画像あるのか?1年弱でミズゴケがいわゆる「腐海の苔」に冒された床。もうこうなるとどうやっても立て直しが効かない。一掃して植え替えた方が早い。で、ミズゴケから用土に切り替えると
信じられるかい?それ同じホマなんだぜ?半年でこんな感じ。まったく同じホマロメナです。
用土は赤玉土の二本線と鹿沼。大体赤玉が4に鹿沼が1くらい。この辺適当でいいです。赤玉土の替わりにアクアソイル系でも問題なし。ようは崩れなきゃoke。水やりじゃなくて水通しを2か月に1回ペース。どうもこの水通しが栽培の肝のような気がします。水通しは用土の中の毒を抜く意識で。あと肥料はマグアンプを置き肥じゃなくて植え込み。置き肥にすると例の腐海の苔が出そうで怖い。液肥は規定量を葉面散布すれば効果は実感できますけど、植え込み直後にやると事故になるので成長に勢いを感じ始めた頃にお願いします。
2:温度にはアグラオネマ以上に気を使う。基本アグラよりは低い温度、低い棚
全部、ホマ鉢。普段はラップで全閉。40~60日に1回水通しするだけ。基本的に「水やり」ってのはしないです。奥の支柱verはかなりイレギュラー。なお鉢の置き場所はラック最下段で今の季節だと朝18℃、点灯時22℃くらい。かなり低め。冬場よりも夏場の温度の上昇には滅茶苦茶気を配る。蒸れると葉っぱが愚図ったり最悪は溶ける。夏場は照明点灯時で鉢内28℃がギリかな?
Homalomena sp "Silver Bullet"from P.Lingga【AZ0917-1】
葉っぱよじれているのはドリルが天井のラップに当たってひん曲がった。この鉢、10号鉢で鉢高さ22㎝あるんだけど比較的小型のリンガやサンシャイン系でも1年飼育するとがっつり頭が当たる。
このサイズなら鉢高26㎝あるのでリンガのホマやサンシャイン系なら頭当たらない。でもちょうデカい。
ちょうカッコいいんだけど…ウチの籠でここ1-2年4000~5000円で販売した銀ホマ、全部今日の記事内と同一です。夢ある。
撮影時期不明だけど、全く同じ鉢の同じ個体。1年前かな?この頃から用土は一切交換も継ぎ足しも無し。
【まとめ】
1:ミズゴケじゃなくて用土に植え込み。水やりじゃなくて水通し。
2:温度にはアグラオネマ以上に気を使う。基本アグラよりは低い温度、低い棚。
3:鉢は大きければ大きいほど管理しやすい。なお土地問題ががががが
この3点は基本原則であと水通しの頻度や施肥はアレンジしても問題はないと思います。動画で解説、長さ5分38秒。
youtu.be「ミズゴケがホマに向かない」というよりは自分の管理方法がミズゴケに向いていない。用土の方がミズゴケより水やりの頻度を落とせて植え替えの手間も少ないって理由。ウチでも根っこの少ない個体にはミズゴケを使ったリトルリンガで発根させています。ただミズゴケ飼育の場合、初期養生の2-3か月なら問題はないんですが半年以上になるとミズゴケの交換が必要になってくると思う。この栽培方法の最大の欠点がやはり土地問題がエグい。ジメジメ系専業でも10種類以上抱えるのは厳しい…コレクション性がガタ落ちします。