Homalomenaの溶け対処法

 1:Homalomenaの溶け

画像が無いのが残念。高温蒸れでも低温下でも出る。雰囲気としては玉ねぎが痛んだ感じで葉茎が半透明になってズルズル外側から溶ける。無対処だと1-2週間で完ロス。特に野外採集時のホマでやらかしやすい。でも栽培株でもたまに出る。

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「だ、駄目だ、そのままじゃ駄目だ。ホマロメナの葉柄がと、溶けていく。あ、あれは憎しみの光だ!!」

以前は抜いて溶けた株を洗う等で対処。まあそれでもその後は5分5分で残るか溶けるかってぐらいでかなり厄介。グリフォンが一時期酷くて3株殖えたら3株溶ける感じ。良く殖えるSunshineシリーズなのにリリースが遅くなった原因が溶け。

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グリフォン、都合10株以上溶かしてきたけどダコニール散布後はゼロ(0)。因みにリリースしたのは溶けが止まってからです。半年以上経ったんで効果はあるんだろうなが結論です。あとダコニール、耐性菌は出ないのでその辺の心配が不要なのが良い。ただエビ飼いや甲虫類飼いの方が使用する場合は相当気を付けてください。ダコニールを扱った後にそのまま水槽に手を突っ込んだらエラいことになります。

 

2:散布濃度

1000㏄に対して1cc。ウチは展着剤も使っていますが、アグラホマ辺りなら展着剤無しでもオケです。濃度はシビアなので1ccのガラスピペットで測っております。

-追記-2021.10.27

予防や症状が軽い場合は1000ccに対して0.6~0.7㏄です。

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基本的にホマロメナ、かなり丈夫なんで「溶ける」って稀です。でも「何か蒸れじゃないのに溶ける」って場合、ダコニール散布をお勧めします。ウチはワイルド株を植え込み時に散布しています。後は30-40日に1回、水通しの後に定期的に散布しています。溶けの原因のカビは葉裏の気孔から侵入するので葉表だけじゃなくて、葉裏にも散布してください。その時どうしても薬剤が手に付きますのでその後はしっかり手洗いしましょう。

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そういや例のホマもミズゴケから用土へ植え替えた時にダコニールも規定量(1000㏄に対して1cc)散布した。

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 ウチは「障害が出てから撒く」というよりはもう定期的に散布しております。